○米ワシントンの韓国料理店、カセットコンロ禁止で窮地

米ワシントンの韓国人社会で、携帯用ガスコンロをめぐる論争が起きている。
現地の韓国料理店では長年、携帯用ガスコンロを使用してきたが、ワシントン
郊外のバージニア州フェアファクス郡消防当局は、携帯用ガスコンロの使用を
全面的に禁止し、一部韓国料理店が閉店に追い込まれているというのだ。
ワシントンの韓国料理店で何が起きているというのか。

先月初め、消防当局は携帯用ガスコンロの店内での使用を安全上の理由から
全面禁止した。しかし、韓国料理店を中心とする韓国人社会は反発。それを
受けた郡当局は懇談会を開き、韓国人団体の意見を受け入れ、一歩譲歩。
「全面禁止」ではなく「原則禁止、例外的に許容」という形に基準を緩和した。
基準によると、定員50人未満の事業所では、換気設備を設置すれば、携帯用
ガスコンロを店内で使用できる。

今回の措置で、フェアファクス郡内の韓国料理店の様子が変化している。50人
以上の客を収容する大型の韓国料理店では、携帯用ガスコンロが姿を消しつつ
ある。その代わり、炭などの固体燃料を使うか、最初から厨房で肉を焼いて提供
する方式に切り替えた。今回の論争はまだ続いている。当局が懇談会で複数の
基準を明らかにしたが、固体燃料を使用する韓国料理店をどのように規制するか
はっきりしないなど、まだ明確なガイドラインが示されていないからだ。

□ソース：朝鮮日報
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/09/29/2013092900127.html