▲乳幼児教育の遊び教材で発見された旭日旗模様。日差しを表現する光幹も16個で旭日旗と一致する。読者提供


▲戦犯国日本の代表的象徴とされる旭日旗。

「赤ちゃんの初めての教育用で有名な製品なのに、どう見てもただの花というには旭日旗の形によく似ていて不快です。パパである私はあきれます。」

大邱（テグ）北区（プック）に住むソ・ウィンボム(仮名・29)氏は去る14日、配送された息子のおもちゃの包装を開けてびっくりした。箱に堂々と旭日旗が描かれていたからだ。

該当製品は乳幼児用教育・遊具を販売するDooDoo Storyの塔積みブロックで包装ボックスには数字の「4」と一緒に花と魚が描かれていた。このうち最も大きな花の形が日本が過去、アジア国家を侵略する時に使った旭日旗と似ていた。

ソ氏はこの製品が1歳前後の赤ちゃんの感覚発達、教育用としてオンラインでも大人気を呼んでいることを勘案すると、論議の余地が大きいと吐露した。彼は「旭日旗の日差しを表現した光芒の個数まで16個で完全に一致する」として「どうしてこのような花の形が良いのか。気分が悪い」と声を高めた。

該当の絵の旭日旗疑惑提起はソ氏だけではない。今年4月、慶北（キョンブク）地域のある育児コミュニティでも該当製品が旭日旗と似ている、という掲示物が登録された。当時、掲示者は「とても似ているように見えて不快なのは私だけ？韓国の会社か日本の会社か分からない」と訴えた。

国内の有名オンライン育児コミュニティでも昨年5月、同じ疑惑が提起され「たとえメーカーにそのような意図がなかったとしても、確認すべき問題のようだ」「他ならぬ子供たちの教具なのに、この会社は本当に情けない」「歴史に関心が高く日本には旅行にも行かないのにこれはちょっと」「戦犯旗がユニクロ広告の一部分に使われるだけで大騒ぎだったのに、これはまるでコピーして貼り付けたレベルだ」等、該当会社を糾弾する声が続いた。

16日、該当業者によれば包装ボックスに描かれた絵は英国人ベン・ニューマン(Ben Newman)のデザインだ。業者は有名デザイナーでもある原作者を尊重してそのまま使ったが、旭日旗を事前に認知できなかったと釈明した。

業者関係者は「該当製品は発売後2年5ヶ月の間、顧客3人が不快の嘆願を送ってきた。不快に感じられる方は修正された絵をステッカーで作って送った。意図したことではないが、誤解を呼んで遺憾だと考える」と明らかにした。引き続き「この製品の在庫が無くなる来年4月以降、改訂版製作時に修正を反映して製品を再発売する」と明らかにした。

一方、旭日旗は日本国旗である日章旗に広がっていく日差しを形象化したもので、太平洋戦争当時、日本がアジア各国を侵略する時に陸軍、海軍の旗として使った旗だ。第二次世界大戦を起こしたドイツ ナチのハーケンクロイツ模様と共に旭日旗は日本の軍国主義と帝国主義を象徴する戦犯旗として通じる。我が国をはじめとするアジア諸国が旭日旗に敏感に反応するのもやはりこのためだ。

ドイツは敗戦後、ハーケンクロイツ使用を厳格に禁じているが日本は国際スポーツ大会や日本国内集会・デモなどに邪魔されることなく旭日旗を使っており、最近までも論議が絶えることなく続いている。

イ・ジュヒョン記者

ソース：韓国毎日新聞（韓国語）おもちゃ箱に鮮明な旭日旗…うちの子初めての教育から戦犯旗で?
https://news.imaeil.com/Society/2020101417351335876